競馬場「跡地」レポート!
横浜市にあるJR根岸駅から、住宅街の間を通り坂道を上ること約15分。
到着!
洋式競馬発祥の地、横浜から馬の文化を未来へ伝える「馬の博物館」
シンザン像
こちらはトキノミノル像
さあ中に入ってみましょう!
写真右の建物が馬の博物館です。
小さく見えますが、中に入ってから階段を下り奥へと続いています。
根岸競馬の歴史や…
昔の人の、馬との暮らしについて学べるお部屋や…
ウマの進化について実際に模型や図で解説しているコーナーなどなど。
他にも、騎馬武者模型、絵画、版画や馬車、時期によって変わる展示コーナーがあります。
馬具をつける体験、馬力測定器(私は0.2馬力しか出ませんでした。測定ミス?笑)などの実際に体験できるものもあり、
楽しい博物館でした!
写真撮影NGの場所も多く、さら―――っとした説明になってしまいましたが、
書ききれないほど見どころが沢山。
これで入館料は大人100円、小中高生30円ですから安いですね!
博物館のそばには、ポニーセンターがあります。
ここでは様々な品種の馬を飼育しています。
ドイツ原産のウェストファーレンという品種。
芦毛ですがもう20歳を超えているようで、白くなっています。
イギリス原産のアングロアラブという品種。
ちょうど運動を終えたところでお疲れ気味?!笑
こちらは、日本在来馬の野間馬。
小さくてぬいぐるみみたい!
そして、イギリス原産のサラブレッドという品種。競馬に使われている品種です。
…この顔に見覚えはありませんか?
そうです。2013年に競走馬を引退したマイネルキッツ。
2009年天皇賞(春)、2010年日経賞、2011年ステイヤーズステークスなどの重賞を制覇しています。
今はここで乗馬として活躍しているようです(^^)
近づくと歩いてこちらに寄って来てくれました。とても可愛い!
他にも、アイルランド、オーストリア、アメリカ原産の馬がいます。
日によっては乗馬体験もできるとのこと。
隣には広大な根岸森林公園があり、春になると桜が咲くようです。
ここの辺りも当時の根岸競馬場の敷地内。
古くなった1930年に建てられた競馬場の1等スタンドも見ることができます。
ここで少しだけ歴史を。
1860年代、外国人が日本でも競馬を始め、
根岸のこの場所に競馬場ができたのは1866年。
当時は外国人だけが参加し、その後皇室や財政界の有力者も訪れ競馬場は社交場に。
初期の根岸競馬には、現在のサラブレッドと比べ約30cm体高の低い日本や中国の小さな馬が出走。
この競馬場では馬場内の芝生を利用し、1906年から戦前まで、日本で初の芝グリーン・ゴルフ場としても利用されたそう。
1942年の秋の開催を最後に、太平洋戦争のため、根岸競馬の時代は幕を閉じたということです。
約70年前まで、実際にここで競馬が行われていたのですね。
どのような競馬だったのでしょう?タイムスリップしてみたい!
この場所の空撮写真を見ると、昔ここに競馬場があったことがはっきり分かります。
コースの曲線に沿って家が建てられています。
ぜひ、見てみてください!
また、ここから歩いても約1時間で中華街や海辺に行けるので、1日楽しめます(^^)
以上、競馬場跡地レポートでした!
(担当:うまカレ写真部 佐藤)